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2006.07/04 [Tue]
祝!オシム日本代表就任確定
(書き終わって、さて投稿と思ったところにビッグサプライズ!ナカタ引退のニュースが。タイミング良くないなぁ。でも、私はナカタを一人のクレバーなサッカー選手という目で見ているだけなので、敢えて深く掘り下げるのはやめようと思う。)
何故、ワールドカップ観戦記に日本戦が登場しないのだ!というお叱りを受けました(ちょっとだけなら触れてるんだけどね)。
いづれにしても、総括はしなければならないなとは思っていましたので、ここらで意を決して書いておきましょう。
過去まで記事を遡って戴ければ、この表題に込められた気持ちがご理解戴けると思います。勿論、時間掛けて読む必要はないですよ~。
結果を見た上で全て特定の個人に原因を帰着させるというのが妥当な方法だとは、40を過ぎた大人として思いません。しかし、これだけは声を大にして言いたい。チームを率いる経験の浅い(実質的には「無い」)人になにゆえハナから4年も任せたのか。コインブラ氏が名選手だったことを疑う人はいまい。そして、川淵氏の日本サッカー界に対する功績の大きさ、そして手腕も。それでも、盲目的に過ぎたと。そして、4年の代償は大きかったと。
私はジュビロのファンだから、高原(元ジュビロ)がFWの軸だと評価されていたことは嬉しかった。しかし、本当に軸に相応しい選手だったんだろうか。彼を見にドイツにまで出掛けた。ラッキーにも私が見たシュトットガルトでのアウェイ戦に彼は先発したが、コンスタントにゲームに出場し、成績を上げていたとはお世辞にも言えない。
同じFW(攻撃的MFとも言える)でも、レギュラーで活躍し続けた松井を殆ど試そうともしなかった。個人的な趣味もあるだろうし、監督はそれを許される。だが、4年間コインブラ氏が選んだFWはどれだけ成績を残しただろう。MFが得点を上げることで勝ち抜けると考えたんだろうか。前線の選手だけではない、やはりジュビロの田中が選ばれ続けたことは喜ばしいことだった。勿論、彼のセンターバックとしての能力を高く買っていたから。でもコインブラ氏が与えたのはセンターのポジションでは無かった。
百歩譲ってアジアを勝ち抜くことを主眼としての選考だったとしたら、強ち間違ってはいなかっただろう。本選出場権を得たのだし、余りの偶然の重なりがあったとは言え、アジアチャンピオンにもなったしね。
大きな過ちは、アジア以外の、屈強なFW、俊敏なFWに対しても同じ選手で行ってしまったことだ。これは攻撃面にも言える。ボールポゼッションで勝り、早いパス回しで崩す。これをヨーロッパや南米を相手にして、「本番」のワールドカップでやろうとした。
コンディション作り、天候などいくつもの要素が絡み合った結果だとは思う。でも、ボールは動かず、前にも書いたとおり選手は走れなかった。相手ゴール前に攻め込む回数は増えないし、勝負をしない(できない)から得意(?)のセットプレイに繋がるファウルをゴール近くで受けることも殆どなかった。そして、決め手となるそのキッカーは気づけば中村だけで(遠藤はピッチにも立てなかった)、彼の体調は最悪に見えた。
人のコメントの言葉尻を捉えるのは好きではないが、コインブラ氏の退任会見に「またワールドカップでは、体格差を強く感じた。上背の問題は仕方ない面もあるが、90分耐えうるベースの問題、たとえば上半身・下半身の強さなどをどんどん鍛えていけば、自分たちの持っている力を発揮できると思う。」というくだりがあった。ファンとしては言いたくはないが、田中は本選を戦うのに相応しかっただろうか(直前で離脱したけれど)、宮本はクレバーな選手だが、本当に他にもっと適当なDFはいなかっただろうか。
何よりも残念だったのは、コインブラ氏が戦う気持ちを大切にする人なのに、選手からは「怖れ」の様なものを抱いている様に観ていて感じてしまったことだ。これは選手のせいではない。
そして、結果は惨敗だった。フランスW杯の時以上に手も足もでない状態だったか。そうではない。少なくともオーストラリア戦は引き分けにも行けたし、クロアチア戦は勝ち点3も夢ではなかった。しかし、勝ち点は1だった。ま、0でもおかしくはなかったけれど。4年を経て、学んだことは世界との距離は遠いということだ。そして、より悪いと思ったのは、日本サッカー全体が自信を失った感があることだ。この点はお隣韓国とは全く違う。選手選考には日本より公平な競争があったし、最終的には非常にバランスの良い年齢構成のチームができた。ゲームは冷静にコントロールが出来ており、サッカー大国とのリーグ戦で僅かの差での敗退が結果だ。これが前回大会4位とR16止まりの差かも知れない。韓国は未だ僅かの差が存在することを苦い思いで噛みしめたかも知れないが、怖れは抱いていないだろう。そして若い選手に間違いなく経験という偉大な遺産が注入された。
Jリーグが出来て、選手の質は間違いなく上がっている。豊富な国際経験、Jの監督としての経験も充分なオシム氏は、どうすれば世界と伍することが出来るかを知っていると思う。
最後に、くどいと言われそうだが、今までの功績は別として川淵氏には速やかに退任して戴きたい。オシム氏就任リークで上手く矛先をかわしたつもりかも知れないが、責任は重大だ。コインブラ氏は契約満了による退任だが、失われた4年になりかねない事態を招いた責は負うべきだというのが私の考えだ。
何故、ワールドカップ観戦記に日本戦が登場しないのだ!というお叱りを受けました(ちょっとだけなら触れてるんだけどね)。
いづれにしても、総括はしなければならないなとは思っていましたので、ここらで意を決して書いておきましょう。
過去まで記事を遡って戴ければ、この表題に込められた気持ちがご理解戴けると思います。勿論、時間掛けて読む必要はないですよ~。
結果を見た上で全て特定の個人に原因を帰着させるというのが妥当な方法だとは、40を過ぎた大人として思いません。しかし、これだけは声を大にして言いたい。チームを率いる経験の浅い(実質的には「無い」)人になにゆえハナから4年も任せたのか。コインブラ氏が名選手だったことを疑う人はいまい。そして、川淵氏の日本サッカー界に対する功績の大きさ、そして手腕も。それでも、盲目的に過ぎたと。そして、4年の代償は大きかったと。
私はジュビロのファンだから、高原(元ジュビロ)がFWの軸だと評価されていたことは嬉しかった。しかし、本当に軸に相応しい選手だったんだろうか。彼を見にドイツにまで出掛けた。ラッキーにも私が見たシュトットガルトでのアウェイ戦に彼は先発したが、コンスタントにゲームに出場し、成績を上げていたとはお世辞にも言えない。
同じFW(攻撃的MFとも言える)でも、レギュラーで活躍し続けた松井を殆ど試そうともしなかった。個人的な趣味もあるだろうし、監督はそれを許される。だが、4年間コインブラ氏が選んだFWはどれだけ成績を残しただろう。MFが得点を上げることで勝ち抜けると考えたんだろうか。前線の選手だけではない、やはりジュビロの田中が選ばれ続けたことは喜ばしいことだった。勿論、彼のセンターバックとしての能力を高く買っていたから。でもコインブラ氏が与えたのはセンターのポジションでは無かった。
百歩譲ってアジアを勝ち抜くことを主眼としての選考だったとしたら、強ち間違ってはいなかっただろう。本選出場権を得たのだし、余りの偶然の重なりがあったとは言え、アジアチャンピオンにもなったしね。
大きな過ちは、アジア以外の、屈強なFW、俊敏なFWに対しても同じ選手で行ってしまったことだ。これは攻撃面にも言える。ボールポゼッションで勝り、早いパス回しで崩す。これをヨーロッパや南米を相手にして、「本番」のワールドカップでやろうとした。
コンディション作り、天候などいくつもの要素が絡み合った結果だとは思う。でも、ボールは動かず、前にも書いたとおり選手は走れなかった。相手ゴール前に攻め込む回数は増えないし、勝負をしない(できない)から得意(?)のセットプレイに繋がるファウルをゴール近くで受けることも殆どなかった。そして、決め手となるそのキッカーは気づけば中村だけで(遠藤はピッチにも立てなかった)、彼の体調は最悪に見えた。
人のコメントの言葉尻を捉えるのは好きではないが、コインブラ氏の退任会見に「またワールドカップでは、体格差を強く感じた。上背の問題は仕方ない面もあるが、90分耐えうるベースの問題、たとえば上半身・下半身の強さなどをどんどん鍛えていけば、自分たちの持っている力を発揮できると思う。」というくだりがあった。ファンとしては言いたくはないが、田中は本選を戦うのに相応しかっただろうか(直前で離脱したけれど)、宮本はクレバーな選手だが、本当に他にもっと適当なDFはいなかっただろうか。
何よりも残念だったのは、コインブラ氏が戦う気持ちを大切にする人なのに、選手からは「怖れ」の様なものを抱いている様に観ていて感じてしまったことだ。これは選手のせいではない。
そして、結果は惨敗だった。フランスW杯の時以上に手も足もでない状態だったか。そうではない。少なくともオーストラリア戦は引き分けにも行けたし、クロアチア戦は勝ち点3も夢ではなかった。しかし、勝ち点は1だった。ま、0でもおかしくはなかったけれど。4年を経て、学んだことは世界との距離は遠いということだ。そして、より悪いと思ったのは、日本サッカー全体が自信を失った感があることだ。この点はお隣韓国とは全く違う。選手選考には日本より公平な競争があったし、最終的には非常にバランスの良い年齢構成のチームができた。ゲームは冷静にコントロールが出来ており、サッカー大国とのリーグ戦で僅かの差での敗退が結果だ。これが前回大会4位とR16止まりの差かも知れない。韓国は未だ僅かの差が存在することを苦い思いで噛みしめたかも知れないが、怖れは抱いていないだろう。そして若い選手に間違いなく経験という偉大な遺産が注入された。
Jリーグが出来て、選手の質は間違いなく上がっている。豊富な国際経験、Jの監督としての経験も充分なオシム氏は、どうすれば世界と伍することが出来るかを知っていると思う。
最後に、くどいと言われそうだが、今までの功績は別として川淵氏には速やかに退任して戴きたい。オシム氏就任リークで上手く矛先をかわしたつもりかも知れないが、責任は重大だ。コインブラ氏は契約満了による退任だが、失われた4年になりかねない事態を招いた責は負うべきだというのが私の考えだ。
- at 11:42
- [サッカー、ジュビロ]
- TB(0) |
- CO(3)
- [Edit]
いよいよ!
内容、サッカー素人として理解しました。
今回の日本チームってまとまりがあったんだろうか?
ホントに4年間、無駄だったのだろうか?
こんどこそオシム氏に賭けたいと思います。賭けると行っては失礼で、相当期待しちゃいます!!