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みなさん、さようなら-久保寺 健彦

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今回ムンバイへの出張にお伴戴いたのが、こちら。本のタイトルです(^-^)/~

田舎者の私が、高度成長期に思春期のただ中、TVで映像を通してみた東京に漠然とした恐怖を抱いていたのが、同じ形、同じサイズの箱の並ぶ団地の偉容(異様)だった。特に自殺の名所?として度々紹介されていた高島平の団地などはその最たるものだった。

「そんな」団地に一生住めるものなら住み続けたいと願うのが、主人公 ・悟。

小学校卒業の時、107人だった同級生は全員同じ団地に住んでいた。ある「理由」によって、中学校には通うことが無くなった彼は、団地という「世界」でのみ生活を送るようになる。

写実的に悟を取り巻く環境を描いて行く作者。高度成長期、皆の憧れだった団地が徐々に変貌するのと同期しながら、一人また一人と同級生は悟の「世界」から巣立って行く。彼には団地の外のことは興味が無い。

彼は上手ではないけれど、人とコミュニケーションが取れない訳ではない。読書もするし、大山倍達を師と仰ぎトレーニングに余念無く体も鍛えている。

さて前述の通り、団地には漠然とした恐怖すら覚える私には到底心底共感することはできないけれど、

・団地が狭いからと言って、そこから出ないことが「悪いこと」だろうか。

本書とは関係ないけれど、団地よりもっと狭い自宅にのみ引き蘢る人も多いが、その人はその世界を狭いと思っているだろうか。

他人の尺度では計れないものは山の様にある。本書は、世間的に見ると狭い団地の世界で、生き生きとした青春を、「少しだけ」世間の人より長目に謳歌して巣立って行く少年を鮮やかに描いて行く。

*Comment

さっそく本屋さんにいきます 

久し振りにお邪魔いたします!

団地に住む人の心情を丁寧にすくいたいと、小説家の干刈あがた氏(故人)が書いていましたが、
団地をある意味で愛している人の本がでたのですね。
「他人の尺度で測れない価値観」というのは、izmyさんの気になるテーマかもしれないなあと思いました。
  • posted by ねぎぼう 
  • URL 
  • 2008.03/08 13:45分 
  • [Edit]

当たり!? 

作家によっては「失う」をモチーフにしている人がいたり、特色がありますよね。
読み手にもあってもいいのかな、と。
  • posted by izmy 
  • URL 
  • 2008.03/08 23:10分 
  • [Edit]

NoTitle 

こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
  • posted by 藍色 
  • URL 
  • 2010.10/18 01:55分 
  • [Edit]

藍色さん 

有難うございます。TBさせて戴きました。
  • posted by izmy 
  • URL 
  • 2010.10/19 13:53分 
  • [Edit]

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みなさん、さようなら 久保寺健彦

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